マラケシュを食べつくす、ローカルフードツアー体験記

マラケシュでおいしいクスクスが食べられるのはすごい事、おかあさん手作りの味です

フードツアーの醍醐味、おいしいクスクス

マラケシュで最近話題の、フード関連ツアー。

マラケシュメディナ(旧市街)の中で外国人ツーリスト向けに開催されるクッキング教室が、連日、外国人旅行客を中心に盛り上がっています。なかには、地元の人が使う共同窯(ファラーン)に自分たちでこねたパン生地を持っていくところも。

モロッコ料理を分担して作り、料理ができたら、みなでシェアして歓談しつつの会食。
ふつうの観光では足を踏み入れられないちょっとディープなモロッコを体験して、ついでに旅行者同士、旅の情報交換ができるというメリットもあります。

リアドで催されるクッキング教室も定番化しているし、最近の旅行は、どんどん体験型になっていますね。日本人旅行者は短い期間に周遊するという忙しい旅行がまだまだ多い気がしますが、2,3の都市に滞在して現地ならではのことをいろいろ体験する旅行、思い出が増えるでしょうね。

そんな中でマラケシュ(おそらくモロッコ初?)で最初に企画されたフードツアーに行ってまいりました。アメリカ人のAmandaとモロッコ人Yousefさんカップルが運営する、マラケシュ旧市街にちらばるローカルフードを楽しむフードツアーです。

旧市街にいくつもあるパン焼き窯

地元のファラーン(窯)を身近にみれる

「そもそもフードツアーとは??」
世界の有名観光都市などの名前+フードツアー(food tour)とネット検索かければ、出てくる出てくる。一言でいえば、かの地の名物やおいしい物、地元の人しか知らない隠れた名物などを観光客に数時間または半日で効率よく食べてもらおう、というもの。ガイドブックには載らないような、地元人が通うローカルなレストランや食堂で食べられるのも魅力。
ツアーによっては、試食程度の場合もあるし、今回のマラケシュのように、毎回がっつりと一人前がでてくる場合も。

マラケシュフードツアー当日

さて、今回のマラケシュフードツアー、参加者は私を入れて3名。お二方はニューヨークからのご婦人。フードツアー参加者はフナ広場で待ち合わせ、すべて徒歩で周ります。

まずは、ちょっとディープな場所にあるクスクス専門店でマラケシュのマンマ的女性が作ったクスクスを堪能。モロッコでは珍しく、この小さなレストラン、マンマが一人で切り盛りしています。

マラケシュ独特のレーズンと玉ねぎを甘く煮込んだソースがかかったクスクスは、まさにモロッコ人の家に招かれて食べる味とおなじ。クスクスがおいしいレストランはなかなか見つからないので、これは嬉しい。多くのレストランでは、クスクスは金曜日しか出さないところが多い中、ここはとても珍しいクスクス専門店なので、毎日クスクスが食べれます。

油で揚げられるスフンジ

モロッコの揚げドーナツ”スフンジ”

次は、驚きのモロッカンドーナツ屋さん。スフィンジとよばれるこの揚げドーナツ、
油が酸化していないか?カロリーは?と心配でなかなか手を出さないのですが、ここのドーナツ屋さんは親子二代でやっているかなり地元の人に愛されている雰囲気で安心感があります。
わたしたちが立ち寄った際、とつぜん100個分(!)のドーナツの注文が入ったそう。
お店の人、せっせ、せっせ、とどんどん揚げていました。

お味は、外はカリカリ、なかはもっちり。なんでこんなにモチモチしてるの、アメリカのドーナツと全然ちがう~とはニューヨーカーのコメント。
はちみつをつけて食べるとさらに美味しいです。

イワシのサンドイッチ

食べかけですみませんのイワシバーガーサンドイッチ

どんどん旧市街のぐるぐる迷路を歩いていき、次に行きついたのがサーディン(イワシ)サンドイッチ屋さん。

イワシのハンバーグはマラケシュ旧市街では一般的ですが、ここのハンバーグ、牛肉か?と思わせるほど、臭みがなくておいしい。気を抜くと、自分いま何食べてた?と手元の物体を確かめるほどです。

マラケシュ名物タンジーヤ

マラケシュ名物タンジーヤ肉好きな方はどうぞ

そして、最後のメインディッシュ、それはマラケシュ名物タンジーヤ!
家族代々で切り盛りする、このレストラン、タンジーヤ専門店です。かなりの老舗のようで、タンジーヤの肉の柔らかさは格別。

しかし、お腹はすでにクスクス、ドーナツ、イワシサンドでかなりいっぱい。

つっつく程度で終了。

そして、最後は、モロッコ菓子のアソートメントと、ミックスジュースで堪能した夜でございました。
人数が少なければ、毎回オーガナイザーのYousefさんがアメリカ滞在中に思った面白い話しなどを挟んで案内してくれます。彼のアメリカ体験談、帰国してからの逆カルチャーショックの話など、なかなか興味深かったです。

また、いつもお客さんを楽しませようとしてくれる心意気を感じるのが、とても好印象。
英語での案内ですが、相手は食べ物、ぜひ興味を持たれた方はMarrakech Food Tourで検索してみてください。

http://marrakechfoodtours.com/

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