マラケシュで通訳アシスタントとしてお手伝いした日本映画、公開間近です

ずでにずいぶんむかーしに感じる今年の1月初旬。

この時期、大晦日、正月など全く関係なく(まあ、モロッコにいると普段からあまり正月は関係ないのですが・・・)、私は朝から晩まで埃っぽいマラケシュメディナ(旧市街)で日本映画の撮影のお手伝いをしていたのだった!ということを、この映画予告をネットでみて、思い出しました。

大友啓史さんという監督の、なにやら人気小説を原作にした映画、「億男」。モロッコ在住の知り合いから、突然のお電話で、「いついつ頃に、日本映画の撮影がありまして、モロッコ人と日本人スタッフの通訳のお仕事してもらえませんか?」というお誘いをうけ、あまり深く考えずに参加したのですが、かなりの激務でした。

(あ、でもとても貴重な体験でしたので、参加できた事には大感謝しています。)

モロッコのマラケシュとサハラ砂漠での撮影でしたが、こんな外国でも日本人スタッフには日本並みの働き方を求められるのだなあ、と久々に日本の労働環境を思いだした次第です。

にしてもメークさんも照明さんも、皆さん朝から深夜2,3時まで立ちっぱなし。本当に頭が下がります。モロッコ語(アラビア語モロッコ方言)で同じ境遇のモロッコ人現地スタッフに「ずっと立ってるのはあまり効率が良いとは思えないし、しんどいよね?」と喋っていると、どこからかモロッコ人がわたしに椅子をもって来てくれて、「座れよ。」と言ってくれる。

わたし、アラビア語話すけど、見かけ日本人だし、ほんとうに日本人だから、日本人スタッフのように立ってなきゃいけのよー。でもありがとうーーーー!!ときっと、現地人には永遠に分かってもらえないだろう理由を述べて、その優しいオファーをお断りしたり。

ですが、さすがに、数日後、もやは立ってられん!と風邪を引いた私は、その優しい椅子に一人ちんまり座っていたのでした。

どうやら撮影スケジュールがとてもタイトだったようで、気づけば撮影メイングループたちはサハラ砂漠へと発っていかれ、私は、主演の俳優さん監督さんをホテルまでお車で送って、仕事終了。今思い出しても嵐のように過ぎ去った日々でした。

この撮影に関与していたモロッコ人スタッフ、ワルザザートの映画スタジオが派遣してきた一応、映画専門学校をでた若い人たちが多かったのですが、ハリウッド映画やヨーロッパ映画撮影の現場に普段から携わっていることもあって、ほとんどの人が、英語フランス語アラビア語が話せる連中。まあ、それは、多言語国家モロッコでは、さほど驚きではないのですが、小道具大道具担当のモロッコ人スタッフが、普段ダラーんとした同胞のモロッコ人からは考えられない俊敏さで、はしごやら何やらを担いで階段ダッシュ!!しているのを見たときの驚き!

その姿をみて、わたしは、「ひょえー、かっこいい!」と一瞬にして惚れてしまいました。もう、お口(おくち)ポカーン状態。

きびきびしたモロッコ人を見たければ、撮影現場に!という事でしょうね。

冒頭の映画紹介の動画、かなりモロッコ撮影部分が生かされていて、美しいです。10/19(金)2018年映画公開。

マラケシュの喧騒、サハラの壮大さがどれだけ映画で再現されているかは不明ですが、よろしかったらぜひ劇場まで足をお運びください。くわしくは、こちら。

実際に、映画をみた友人によると、サハラ砂漠とマラケシュの壮大な景色がストーリーにうまくマッチしていて、良かったよ!という事でした。日本にいながらモロッコの雰囲気に浸れるそうです。

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