ラバトの動物園がすごく良いと口コミで聞いたので、モロッコの首都ラバトで大使館開催の新年会に寄ったついでに、行ってきました、見てきました、噂の動物園。
新年会では30年カサブランカに在住の日本人女性もアルガンオイルを愛用中ということで、初めてあった時から17年経った今もほとんど変わらないそのお姿、逆に若くなりましたか?と思わせるほどの容姿は、ご本人の努力の賜物でもあるでしょうが、アルガンオイルの効果も絶対にあるなあ、と感じました。
いやあ、よかったです、動物園、期待以上というか、(モロッコでは期待厳禁?)期待していなかったので、大阪の天王寺動物園、京都市動物園よりいい!と感じました。
ラバト動物園の特徴は、見る側(人間)と動物の間にある、鉄の柵がみえないのです。なるべく自然な状態にいる動物を人間が見せてもらう、という感じのつくりで、両者を隔てる柵が目につかないように配置されています(柵があっても木製で、景観とマッチしています)。柵に入れられた動物をみる、という感覚がまったくなく、サファリを歩いている感覚があります。敷地がとても広く、緑がいっぱい、ラバト、カサブランカあたりの都会暮らしの人からするとオアシス的な場所だと思います。
アフリカ出身のキリンは日本でみるキリンよりも毛並みなどがきれいでした。キリンの目線の高さに閲覧台があり、そこから直近でキリンが樹の葉っぱをむしゃむしゃ食べている様子を見れました。開脚してくれたり、ずいぶんと愛嬌があり、サービス精神に富んでました。あ、あと、日本の動物園との大きな違いは、実際に動いている動物をみられる、というところでしょうか。
日本にいる動物、とくに都市にある動物園は、檻の中で寝そべってるだけ、ゴロンゴロンしているライオンしか見たことない!という印象が大きいですが、ここのライオンは群れをなしていて、たてがみの立派な雄ライオンが実際に歩き回っている様子をみれました。
モロッコで有名なGazelleという鹿みたいにみえますが、実はウシ科の実物をみたときは、ちょっと感動。美しい女性や、物をモロッコではġazālといいますが、納得だわ、と思わせる華奢さ、優美さでした。
子連れにぴったりな場所で、奥の方に遊具が揃っている公園があり、その周りには子供が見やすいように低い柵のなかに羊や鶏などがいましたよ。モロッコにお住まいの子供連れの方にはかなりおすすめですし、カップルで来ても十分に楽しめると思います。
郊外にあるので、帰りのタクシーを確保しておいた方がいいかもしれません。