モロッコ人口3万人の町に暮らして良いことは?

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昨日の我が町でのワンショット。
ここ数日、太陽がギラギラてりつけて外出もままならなかったので、やっと曇りになった今日は、息子と近くまでサイクリングへ。
初めての幼稚園児とのサイクリング、それはそれは嬉しそうに自転車をこいでいました。
たぶん自分だけの力で遠くまでいけることがうれしいんだろうけど、こんなささいな事で大喜びされて、こっちまで楽しくなります。
で、都会から遠いこの町、外国人は目立つし、へっぽこスーパーは一軒しかないし、現役の馬車が朝から晩まで家の前を駆け抜ける時代錯誤な環境に、愚痴も言いたくなることが多いのですが、意外にもサイクリングにぴったりでした。
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住んでいるのは住宅街なので、季節をそんなに感じないのですが、ちょっと走れば、小麦の緑と遠くにアトラスをみやる景色が広がります。道路もさいきん歩道が整備されてきれいになったし、自転車にぴったりな環境に、いやあ、この小さな町も悪い事ばかりじゃない、いいこともあるもんだ、と感じた次第。

自分自身がそういう気持ちでいると、不思議とまちの人も挨拶してくれたり、愛想がよくなったりするもの。
こんなとこ嫌だ嫌だ、と思っていると、人間関係も無味乾燥な感じになるもんだあ、と改めて思います。

もし、モロッコ引っ越しをお考えで、都市に住むか地方に住むかで迷っている方!
思いつくままモロッコの小さな町で住むことのアドバンテージとディスアドバンテージについて。
良いところ
治安があるていど良い

近所が基本親戚で成り立っていることが多いので、みなで子供を見守っている感がある

物価が安い

徒歩で生活が成り立つ

ある程度、小学校2,3年生?になると一人で学校に通わすことができる

外国人に親切な場合がおおい

近所の人が子供がどこで遊んでいたかなどを把握してくれる

悪いとこ
みんな知り合いの環境なので、ヘンな行動はできない

上記によって、慎み深い服装を心掛けなければならない

物価は安いが、日本のような商品の豊富さ、食材のバラエティに欠ける

私立は小学校教育しかなく、中学以降は公立オンリー

大学教育を受けるなら大都市まで通わなければならない

外国人を奇異な目で見る人がいる、まあ近所の人は慣れますので、しばらくすると空気のような感じになりますが。

エンターテイメント、外食は完全に諦めなければならない!

と、まあ、どうでもいいことも含まれていますが、人によっては譲れないこと(例:食材の豊富さ、服装の自由度ノースリーブ絶対着たい!とか(笑))が地方ではやりにくくなる場合もあるので、ご自身の価値観の見極めが大事だと思います。かくいうわたしも、その見極めが甘くて苦労しました。
日本でなんとなく暮らしていると自分の価値観とじっくり向き合うことなく生活ができたりするので、ここにきて自分にとって何が重要なのか?とよく考えるようになりました。
いろいろ苦しんだり、理不尽なこともありますが、自分は何を大切して生きていきたいのか、と考える機会が日本に暮らしていた時より多いのは確か。

悪い事ばかりでもないです。

20160428_175917638_iOS.jpg       オリーブの樹とモスク、このあたりでは羊の放牧が見られます

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