LES DEUX TOURS、女心をくすぐる、女性におすすめ地中海的邸宅ホテル

les deux toursエントランス、2つのタワーという意味です。the two towers

les deux toursエントランス

今回はネクタローム製品をスパやアメニティ利用しているマラケシュ郊外にある大人の休日にぴったりの別荘感覚ホテルLES DEUX TOURSのご紹介。

この素敵な部屋にネクタローム製品が…at les deux tours

各部屋にネクタローム製品が…バーベナ尽くしだな。at les deux tours

何度も足を運んでいるのですが、なんだろう、このホテルにいると感じる、この感覚、好きなんです!って思ってしまう気持ち…ファンになってしまったんですね。

仕事柄、マラケシュ内の最高級ホテルとよばれるマンダリンオリエンタル、アマンジェナ(視察)、マムーニア(宿泊)などに行きましたが、特に、去年のマンダリンと最近のアマンジェナは、どこもかしこもピカピカ光ってる。。。すごいのは分かるけど、「あの~、落ち着かないんで、帰っていいですか?」と感じ。とにかく、大理石多用とかピカピカ感、どこもかしこも左右対称的な感じが落ち着かない。単なる好みなんでしょうけど。

このLES DEUX TOURSは、ああ、こんな家に住みたいなあ、と思ってしまう感じです。

床のテラコッタのタイルが剥げていたり、窓枠のペンキの塗り方にも味がある…。スタイリッシュだけど、レトロ感があって、懐かしい感じ。いい意味でちょっと古ぼけたような…地中海の田舎屋敷とでもいえるような。私がカサブラランカの古いアールデコ建築に魅せられるのと同じようなものを感じる。。。かんじでしょうか。

1棟に4部屋が配置されている、セミプライベート感at les deux tours

1棟に4部屋が配置されている、セミプライベート感が寛げる。at les deux tours

ここはホテルというには、相応しくない3ヘクタールの土地にヴィッラ形式の宿泊棟があり、セミプライベート感が満ち溢れています。

特徴は、マラケシュにいながら自然いっぱいの環境、モロッコ的建築とヨーロッパ的インテリアがうまく融合した女性受けする(かなり)大きめの部屋、年中利用できる芝生に囲まれた温水プール、そして名物、ドイツ人マネージャーのホスピタリティ、そして若々しい(ちょっと初々しい感じがさらに良い)感じのよりスタッフたち、でしょうか。とりあえず、あまりにも良かったので、書かずにはいられません。

このホテル、マラケシュ鉄道駅前に鎮座するロイヤルシアターを手掛けた、マラケシュをこよなく愛するチュニジア人建築家Charles Boccaraによるもの。モロッコらしさ漂うイスラム建築様式と、Boccaraが大好きな地中海様式が気取った感なく、自然にミックスされています。中庭(コートヤード)の太陽をなるべく取り入れようとする大きな窓の作り、水と戯れるバスタイムを重要視する建築家ならではの、ゆったりしたバスルームの作り。

スタンダードより1つ上のジュニアスイート、at les deux tours

スタンダードより1つ上のジュニアスイート、とにかくおっきなベッドat les deux tours

厳寒期は、ちゃんと薪を炊いてくれます、バスルーム。

冬季はちゃんと薪を炊いてくれます、junior suiteのバス。ここでゆっくりできない訳がない

そしてここには、(私が思う)名物マネージャーがいます。

以前はマラケシュ旧市街でアジア発祥の大手リゾートホテルがてがけるリアドにいたのですが、2年ほど前にLES DEUX TOURSに移転、彼女自身、このホテルの建築とインテリアの虜になり、この空間で仕事ができることが幸せ、と言っていました。その後、以前は限られていたホテルの顧客ネットワークをいろんな方面に広げ、シェフを替え、朝食ブッフェのパンの仕入れ先を選びなおし、北ヨーロッパからのお客さんの好みに合わせてハードパンを揃えるなど、すごいパワフルさでホテルを改革しています。

夕食、朝食をいただくレストラン、この日はギワナの生演奏がat les deux tours

夕食、朝食をいただくレストラン、この日はギワナの生演奏がat les deux tours

私が宿泊した2月中旬は、キリスト教の休みがあるせいか、ヨーロッパ各国からの家族連れが多くいました。前を見ても後ろをみても、子連れ、という感じでしたが、ご家庭での躾ができているので、とても落ち着いた雰囲気です。小さな子供が3人で、このホテルの緑あふれる庭で、変装ごっこをして遊ぶ様子は、まるでこのホテルにぴったりの絵のようで、微笑ましいかぎり。マネージャーに聞くと、この家族連れのほとんどがリピーターで、年に2,3回、1週間ほど滞在していく、とのこと。

敷地内のプール、冬季は温水利用可能。朝食前に覗くと、水蒸気で幻想的なようすが。

敷地内のプール、冬季は温水利用可能。朝食前に覗くと、水蒸気で幻想的なようすが。

1週間、このホテルでゆったり過ごせば英気みなぎり、かなりパワフルに仕事に家事に頑張れるわ、と実感。そして、ここで、ハマムスパも体験してしまい、ああ、癒されてしまいました。詳しくはこちら。https://www.secrets-maroc.com/hammamspa-lesdeuxtours-marrakech

レストランでは、フレンチとモロッコ料理の両方が味わえ、なんと、ホテル敷地内の畑から引っこ抜いてきた野菜がお皿に乗ります。さらに驚きの、自家製羊たちも敷地に…。朝食レストランでは、数羽放し飼いにされているクジャクたちが、宿泊ゲストの手のひらから餌を食べたり、とちょっとしたミニ動物園の様子もあり、気取った感じがないところが私は気に入りました。

こちらでブッフェスタイルの朝食を。。。at les deux tours

こちらでブッフェスタイルの朝食を。。。at les deux tours

ハネムーナーにもピッタリですし、もちろんシニアのカップルにも。どちらかというと、普段は都会で忙しくされている方が、ゆっくりされるのにぴったりなホテルです。

マラケシュのパルメリーとよばれるエリアにあり、マラケシュの史跡など、観光名所からは車で15分~20分かかります、シャトルバスが1日4便ほど出ています。旧市街近くで深夜まで出歩きたい!という方には向かないかもしれませんが、夕刻のパルメリーはまさに砂漠の国に来た、という幻想さがあるので、Sahara砂漠まで行く時間がない!という方に、手軽に砂漠気分を味わってもらえる好立地でもあります。

les deux toursでは有機野菜を自ら栽培…

les deux toursでは有機野菜を自ら栽培…(ホテル敷地内です)

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