さぶいモロッコの冬を生姜入りスパイスコーヒーで乗りきる…!

モロッコに来たばかりのころ、山の中の実家に数か月居候していたのですが、そこで朝食と夕方のおやつの時間に出てくるスパイスコーヒー、初めて入れてもらったときは印象的でした。

モロッコではコーヒーはグラスに入れて飲む

モロッコではスパイスコーヒーはグラスに入れて飲む

直火で温めたホーローポットからガラスのコップに注ぐと、ブラウンカラーの液体に粉がまじっているのが見えます。「え?なんか液体に浮遊してるけど!?」と思うと、その粉たちは、数秒ですぐにグラス底に沈殿。その後、上澄みだけを飲む、と知りました。

なんだかアラビアンぽい(トルコ?)感じ、沈殿物をまちがって口に入れないようにすすって飲むのが、おやじっぽくて良いなあ、と思ったのものです。

ですが、毎日飲んでると、だんだんこのコーヒーの甘ったるさが嫌に。

初めは、そうは言っても、せっかくみんなが飲んでるのだし、と思って飲んでいたのですが、やはり砂糖が多すぎ。飲んだあと、歯が砂糖でコーティングされねちょねちょする感じが残るのがやっぱりたまらん!となり、だんだん「やめとくー」と断り、そして、自分だけブラックのネスカフェとかを入れるように。(一人で別のものを入れるときは、他の人にも勧めないと!と旦那に言われたりもしましたが、だれもブラックコーヒーなんて飲みやしない…。)

実家を出てからはひたすら(思う存分(笑))インスタンスコーヒーを飲んでいたのですが、冬になるとコーヒーを飲むと冷えを感じるようになったので、今年の冬はもっぱら紅茶を。しかし、このイギリスブランドのモロッコで買うと高くつく!紅茶の葉もついに切れてしまい、うーん、どうしよっかなあ、と思っていた時に、出てきたのが、スパイスコーヒー用のコーヒー粉!

直火OKのポットがない場合、小鍋で代用も

作り方覚えてっかな?という感じで、記憶をたどりスパイス、コーヒーを入れ、お湯を注ぎ、直火にかけ作って飲んでみると、むむ!身体の中からあったかくなる!!!そうです、モロッコのスパイスコーヒーは、生姜粉末(ジンジャーパウダー)をたっぷりいれるので、冬はあったまる!

それから、毎朝、紅茶の代わりに、スパイスコーヒーを入れています(というのも、今年1月末からモロッコは最高気温が10度以下の日もある寒さ…南部ワルザザードでは30年ぶりに積雪が・・・!)。手間がかかるのも、慣れれば何てことありません。スパイスの配分を変えたりして、味の変化を楽しめるのも実験みたいで楽しい。

では、作り方(というほどでもない、のですが)。

スパイス各種(生姜パウダー小さじ1の半分、シナモン生姜より少し少なめ?、胡椒一つまみ、ナツメグ粉末ちょっと⇒これはお好みで、さとう⇒これもお好み)とコーヒーの粉(エスプレッソ用で可)小さじ2

上記をポットに入れ、熱湯を注ぐ。その後、直火で沸騰直前まで火にかけ、火を止め、3分ほど待つ。

左から生姜、シナモン、コーヒー、ナツメグの種(実?)

グラスに注ぎ、沈殿物を誤って口に入れないように、すすりながら飲みましょう‼

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする