洗濯（はい、全自動ではありません！）、床そうじ、子供の昼ごはんの支度とバタバタしていた平日の午後、NECTAROME（ネクタローム）の担当者から「COP22（気候変動枠組条約第22回締約国会議）のマラケシュ開催にあわせて、ARTISANS展示会をやっていて面白いから見においでよ」との電話。
「いや、今日は無理だよ～」といったものの、NECTACOME CHANGEと銘打って総パッケージ入れ替えをした商品群一覧と、海外展示会によく出ているNECTAROMEの地元マラケシュ展示の機会はそうそうないかもしれない、ということで、担当者に挨拶できればいいな、程度の軽い気持ちで足を運んできました。
OURIKA（ウリカ）方面の大型ホテルがならぶエリアに立派な白いテントの特設会社が現れました。セキュリティーチェック後、個人情報を書き込んでバッジをもらい、中に入ってみると、泥臭い職人のおっちゃん達がもくもくと作業するブースがあったりするのか、と思いきや、いやはや、いきなりセレクトショップ並みの展示ブースが現れました。
マラケシュで生産するリサイクル瓶
まずは、有名リアドや外国人に大人気、しかしカサブランカの生産工場が閉鎖したため、流通数量が減り、徐々に値上がりしていたリサイクル瓶を利用した吹きガラス技法でつくるグラスがお目見え。きれいな気泡がいくつも入ったグラスは、旧市街のお店で売っているのとは質が違います。このリサイクルグラス、気泡の入ったステキなものは、新市街のセレクトショップで取り扱いがあるのですが、高くてまとめて買えないなあ、と思っていたところ。生産者から直接購入できるとわかり（値段を聞いてさらに）目の色が変わってしまいました。
そんなあとに、出会ったのは、またまた新市街の有名セレクトショップにおいてある食器のメーカーが。セレクトショップでの値段を知っているので、いわれた値段が安くかんじます。
モノトーンがかっこいいモロッコ陶器
フェズを代表する食器メーカー、コセマファミリーの会社も出展していました。
アルジェリア国境近くのOUJDA発祥の、海外で人気上昇中の絨毯、Beni Ouarainも厚みのある、ふかふかしたしっかりしたものに出会えました。
フェズのすてきなモロッコティーポットや、15年以上前に出会ったカフタンデザイナー（ラバトから来ていました）とも偶然再会するという嬉しいハプニングもあり、もういくら現金があっても足りない～状態。
日本でもセレクトショップなどで扱われるベニワレン、厚みがあってふかふかです。
そして、本題、NECTAROME（ネクタローム）は通常ブース2コマ分をつかった広さを十分にいかした展示で、新しいニューパッケージのほぼ全商品をおいていました。
COP22に合わせて開催されたアーティザナ展でのNectaromeネクタロームブース
国内販売担当のHouddaちゃんがブースにいたので、一緒にパチリ。いつ事務所に行っても、可憐に挨拶してくれる彼女、もうすぐ退職予定と聞いてがっかり。ですが、新婚さんということなので新しい門出をお祝いします！
Nectarome（ネクタローム））sweet スタッフ、Houdda
モーレスクをモチーフにした木箱にはいったオイルｘ４セット（新アイテム）が展示してありました。ナチュラルな木の質感を生かしたモロッコらしい彫刻とナチュラル成分１００％のマッサージオイルが、ベストマッチしていると思います。マッサージスタッフに、「この4つからお好きなオイルをお選びください」と、この木箱をパカっとされるシチュエーションを一人で妄想し、す、ステキだわ、とまた興奮。
Nectarome(ネクタローム）の新しいギフトボックス
そして、思わぬ、おもしろ新アイテムも発見。
キャロブ（イナゴ豆）カサカサの状態で、このままかじって食べると甘いのです…。By Roger Culos
これまでなんという名か分からなかった、旦那の実家の庭に植えられていて身近だったのですが、「ヨーロッパ人が実を高く買っていくから、宝のなる樹なんだよ」と教えられていた名無しの樹の名前が明らかに。その樹の実からとれた蜂蜜がネクタローム製品として目の前に。
Houddaによると英語ではキャロブといわれるそうです。かさかさの実はそのままかじってもほのかに甘味があって、田舎の子供たちはくちゃくちゃ食べてたりします。うちの旦那の車にもこのキャロブのかさかさの実が放置されています、きっと小腹がすいた時にくちゃくちゃするのでしょう…。欧米ではチョコレートやココアの代わりに用いられたり、鉄分が豊富なので健康食品に用いられたリするそう。キャロブはちみつ、試食したらまたレポートします。
キャロブ（いなご豆）ハニー（by Nectaromeネクタローム）
開催は11月18日（金曜日）まで。夜20時ごろまでOPENしています。ぜひ、新しくなったNECTAROME（ネクタローム）商品を実際に触って感じてください。
ご注意：展示会の商品ご購入はキャッシュのみ、カードなど使えませんので、大量のキャッシュを抱えて訪問されることをお勧めします(笑）（現金の管理にはくれぐれもお気を付けください！！）