マラケシュBiennale(ビエンナーレ)at バディア宮殿

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Marrakech Biennale
<Feb24-May08,2016>

マラケシュにてBiennale開催中。え?ビエンナーレってイタリアのじゃない?とわたしは不思議におもったので、調べてみると・・・。
もともとはイタリア・ベニスで生まれた芸術祭、最近はそのコンセプトにのって世界の都市がオリジナルBiennaleを開催している。(ビエンナーレISTANBULとか)

ここマラケシュのメイン会場は、Palais Bahia(バヒア宮殿)&Balais Badia(バディア宮殿)の2か所。
モロッコ人アーティストをふくめ、欧州、アフリカ、中東出身アーティストの彫刻、オブジェ、絵画などが展示されています。
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バディア宮殿内にて、「あなたにとってアートとは?」というお題目で自由に落書きできるスペースがありました。
ペンor刷毛(笑)持参で。

さてさて、マラケシュのバディア宮殿とはなんぞや?
16世紀のスルタンAhamed al Mansour(アハメド・アル・マンスール)の命によって25年かけ建てられたもの。当時、北アフリカで最も大きい宮殿と言われ、真ん中に広大な貯水池を設けたスタイルはスペイン・グラナダのアルハンブラ宮殿と似ていますが、バディアはその大きさが圧巻。
アハメドマンスール亡き後は、メクネスを首都においたスルタン・イスマイルが自らの宮殿を作るために、バディア宮殿から目ぼしい建築資材(バディア宮殿は黄金でおおわれていた)をメクネスに持ちかえったそう。

いま残されてるのは壁、なんとかの間(謁見の間とか)の跡地だけ。
想像力をはたらかして黄金色だった当時をあたまの中でよみがえらせてみる。
観光資源保全に力をいれているモロッコ、ここもリノベーション工事が予定されていて、噴水などが再現されるとのことで、今から楽しみ。

こういう歴史的ロマンをかんじる場所に来ると、日常からひと時解放されて、気分がすっきり。モロッコ暮らしでは、こういう自分なりのリフレッシュ方法をもつことの大切さを感じております。
でないとやってけない(笑)
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