モロッコにあふれるアルガンオイルを売るブティーク、どれが良いのかわからない。
マラケシュの旧市街だけでも、アルガンオイルを扱うブティークが雨後のタケノコのようにあらわれます。
中には質の悪いオイルをおく店もあり、特にフナ広場の路上など保管状態が芳しくない店での購入は避けたほうが無難。マラケシュの強烈な日光にさらされている商品、また匂いがすこしおかしいな?と感じるのものも避けてください。
品質の良いアルガンオイルは少しだけ、ナッツを炒ったような香ばしさがあります。
まったく匂いがしない加工をしているものも最近はあるようですが、科学的に匂いを消しているもしくは、精製度が高すぎるようで、そういったものはオイルとしての品質はすこし劣るよう。
そんななかで、場所もわかりやすく、品質的にも安心して買いものできるのが、「NATUROM」。
アルガンオイル、サボンベルディ(black soap)、Ghassoul(ガスール)、ローズウォーター(バラ水)などモロッコ美容商品やモロッコのハーブをつかったアロマオイルなどが勢ぞろい。
有名観光スポット「バヒア宮殿」から徒歩5,6分です。
バヒア宮殿前の通りRiad Zitoun El Jedidをフナ広場方向にむかって歩き、HAMMAM Zianiを少し過ぎたら、お店が顔を出します。
ガラス張りのショーウィンドーには最近ラインナップしはじめた男性用シェービングローションの広告塔、Beard Super Manのポスターが。
そして、ここの店主もBeard Super Manの一人です。
Buy HandMade(ハンドメード製品の推進)という事で、モロッコ人女性の雇用拡大も意識している社会的意識の高いお店です。また最近はモロッコ人女性向けに低価格なラインを作り、地元の女性を販売員としてやとい販売促進をしているそうです。
ここのお店でおすすめは、もちろんアルガンオイル。
Ourikaの管理された自社工場で作られるオイルは、まさに黄金色。ほのかにナッツ臭があり、浸透性が良く、使い心地ばつぐん。
また最近注目されているサボテンオイルも、おしゃれなフラコンの瓶入りで、独特のサボテン匂が少なく、とても使いやすい。
サボテンオイルはタオルドライした後の髪に1,2滴なじませ、ブローすると髪にコシがでます。
髪のボリュームが少なくなった、ぺちゃんとしてしまう、とお悩みの方は、サボテンオイルおすすめいたします。
店主のおじさんは、知識豊富で流暢なイギリス英語を話すモロッカンジェントルマンです。
アロマオイルの効能や使い方を聞くと、とても丁寧に分かりやすく説明してくれますよ。
イギリス在住歴が長かったため、外国人との距離のとり方がとても上手で、かつ親切。
なお、モスクにお祈りに出かけて店が一時的に閉まっていることもありますが、普通は10-15分もすれば戻ってきますので、ご安心を。商品を買うとおしゃれな紙袋に入れてくれます。
モロッコではおまぬけなビニール袋に商品を入れるのが一般的なので、このすてきな紙袋は、お土産をお探しの方には高得点ポイントですね。
右側は片頭痛対策オイル、こめかみに塗るそう。左はニキビ用オイル