1月はフランスとモロッコの格安航空券の値段が最安値になるようで、フランスに住む友人がマラケシュに遊びにきました。その往復航空券の値段は、な、なん、と4千円弱。フランス人が極寒の場所を抜け、日中あたたかい太陽のギラギラするマラケシュに飛んでくる理由がわかる気がします。
そんな友人がぜひ足を運びたいといったのがネクタロムの運営するウーリカのビオガーデン(オーガニックガーデン)です。1997年にオーナーベルカメル氏がここでハーブの有機栽培をはじめ、隣接するラボで製品を製造し始め、ネクタロムの歴史が幕を開けました。
このガーデンは、今ではマラケシュ近郊の日帰りで楽しめるスポットとしてモロッコ人にも世界各国からの観光客にも人気となっています。なにもせず喧騒のマラケシュから逃避し、しばしゆっくりするのもいいですし、事前予約は必要ですが、ランチを楽しんだり、足湯(足マッサージもオプションで)、パン作り体験や下記のようなことができます。
- nectaromeバスソルトでの足湯20分&ハーブティー(20分)
- 足湯(20分)とセットでnectaromeのオイルを用いたフットマッサージ(20分)
- 伝統焼き窯をつかって焼くパン作りレッスン(60分)100dh/人
- ヘナ体験(ヘナの葉の説明、ヘナペーストの作り方、ヘナタトゥー)90分
- モロッコ料理教室(120分)
- アルガンについて学ぼうレッスン(30分)
- いずれも催行人数は2名~料金:100dh~400dh
- お支払いは現地にて。nectaromeのスタッフがご案内(英語or 仏語)
ガーデンでのモロッコ料理のランチも可能ですがこれも要事前予約です。
今回は、フランスのパティシエール学校に通う友人は、ぜひモロッコパンの作り方を学びたいというので、予約をお手伝い。写真もいろいろ撮らせてもらいました。パン作り教室の様子をざっとご説明。
まず地元風の恰好をしたベルベル人の女性がパン作りを実演で教えてくれます。もう1人のスタッフは、フランス語と英語の通訳として先生の言葉を訳してくれます。
- 皿にディラムセモリナの小麦粉を何杯か入れて、塩、生イースト、好きなスパイスを入れます。
- スパイスはブラッククミン、クミン、ゴマの数種類をお好みでいれます。
- 粉類がまざったところに、ぬるま湯を混ぜてこねます。
- 手につかなくなるまで捏ねたら、お皿に押し付ける感じでお皿いっぱいくらいの丸になるように広げます。
- それから土と藁で作った釜にいれて焼きます。
- お庭から拾い集めたであろう薪をくべて火をおこした窯が温まるまでの間、おしゃべりして待つ。パン生地もその間窯の側で発酵。
- 井戸端会議ならぬ窯端会議。実際この釜は近所の人も自由に使えるそうで、家に窯がない人は毎朝焼きに来るそう。
- 焼きは先生がやります。外はパリっと中はふわっともちっと。
- 焼きたてのパンは自家製オリーブオイルとアルガンオイル、ハチミツ、黒オリーブ塩漬けでいただきます。
- お庭でとれたハーブティーかミントティーと聞かれ、ハーブティーをチョイス。 薬草たっぷりで、自然の中でいただくとこれまた美味しい。 アルガンオイルとハチミツ両付けしてみたり、オリーブオイルの旨みに驚く。
- 甘いのの後に塩辛いオリーブ食べて、また甘いの食べたりしてたら、パン一枚なんてペロリと平らげてしまいます。
- マラケシュの排気ガスとはうって変わって朝の清々しい空気を胸一杯吸い込むのは爽快
体験予約にお困りの方、こちらで代行することもできますので、お気軽にお問い合わせください。