旦那の実家(山の中)に住んでいたころ、この種はヨーロッパの薬メーカーが買い取るからけっこう高く売れるんだ、と聞いていたアラビア語でkharuubという名の樹が実家の敷地に生えていました。姪っ子たちは、茶色のカサカサになった種皮を樹からもぎ取って、そのまま食べていたので初めは驚いたものです。
そして、最近、これが日本でキャロブ(アラビア語のkharuub起源ですね)とよばれ、マクロビや健康志向の人に、コーヒーやココアの代わりに使われていると知り、目から鱗でした。
先日、田舎に帰ると(12月初旬)、キャロブのカサカサの種皮が詰め込まれた麻袋が山のように積み上げられていて、すごい匂いを発していました。どうやら業者が買に来るのを待っているようです。。。そして、そこから1房、2房取り出してぼりぼり食べだす旦那。これ、口にいれた瞬間は甘味があっておいしいのですが、後からアクがでてきて苦味が舌に残ります。癖がある味ですが、車のダッシュボードにもいくつか転がっているので、旦那は好きなのでしょう。
キャロブの種皮の中には宝石の単位(宝石の質量を表す単位)、カラットの語源になっている種が入っています。地中海沿岸が起源のイナゴマメの種は、個体間の大きさの差が極めて少なく、どの豆もおおよそ200㎎だったよう。国際的な単位が流通する前の世界では、種子の単位が重さの指標として使われることは一般的だったようです。イナゴマメがだいたい一粒200㎎なので、1カラット=200mgということです。いやはや、田舎で遭遇したこの樹の種が、国際的な指標のもととなっていたとは…。
で、本題です。NECTAROMEネクタロームはコスメ用ナチュラルオイル以外にも、石鹸、ハマムグッズ、食用オイル、そしてモロッコ特有の蜂蜜をラインナップしています。
そのなかの一つ、以前から気になっていたキャロブハニーを購入してみました。ココアパウダーやチョコレートに代用されるキャロブがはちみつに?どんな味だろう?とワクワクしていましたが、とても濃厚で、後味が軽く、純粋にはちみつとして素晴らしかった。。。お菓子作りの甘味にどうぞ、とラベルにありますが、正直、そのままスプーンですくって飲むのが一番身体が喜ぶ気がします。
キャロブハニーには下記のような効果が期待できるようです。(by Nectaromeネクタローム)
- 消化を助ける
- 腸の具合を良くする
- 利尿効果
- 免疫システムを保護する抗酸化物質を多く含み、風邪の症状を和らげたり炎症を軽くしたりする
何にもまして、こんなに濃厚なおいしい蜂蜜、1口食べると贅沢感を味わえ、嬉しくなるので、きっといろんな良き影響があるような気がします。ネクタロームには他にもいろいろ蜂蜜を出していますで、今後順次レポートしていきます。