京都市百万遍「ル・マルシェ」のステキな出店者さん1

2022年第1回目のアンスティチュ・フランセ関西(2022/1/30@左京区吉田)での「ル・マルシェ」は12月のクリスマスマルシェの賑わいが嘘のように静かなものでした。

12月はライトアップとクリスマスらしい会場の装飾がほんとうに素敵で、天気にも恵まれ、来場される方の波がやまない…というかんじでした。今、思うとあれは夢の中の出来事かとさえさえ思えました。あれはまぼろし!?

ですが、そうでなかったのは他の出店者さんとの会話の中で「こないだのクリスマスは良かったね」という内容が出てきたので、現実だったのだ、と安心しました。

この日は客足が少なめだったので出店者同士でおしゃべりする機会があり、それはそれでとても有益な時間でした。

まず、いつも出店されている自然食品をあつかうお店のオーナーのお兄さん(息子が言うには”おじさん”らしいのですが、私からみるとお兄さん)がいつものように楽しく話しかけてくれました。ここでは、仮に「ニット帽兄さん」と呼ばせていただきます(わたしがお兄さんと書きたくなるのはこの方がいつもニット帽かぶられているのが関係している模様…)。

なんでも、かけもちでしている仕事が大変忙しく朝4時起きで寝不足の日々が続き、ご自宅では夕食時、ビール片手に寝落ちする…ということもある、というお話しで、私は意識して仕事をしすぎないようにしているので(モロッコ暮らしを知ると人は今までのように会社で残業して働く…なんてことはできなくなります)まあ、こんな人が身近にいたなんて!?!?と驚いた次第。

今回は直輸入したグリセリン石鹼を新たにおきました

でも、よくよく話しを聞いてみると、「ニット帽兄さん」は信念があってそのような働き方、職場(近郊農家が作った低低農薬で育てた食物・食品を、大阪京都のお客さんに配達する会社らしいです)を選んだようでなるほど、やはり志がある人は時間を厭わず、仕事できるものなんだな!と実感。以前は、一般の会社で働いていた経験もあるようなのですが、その利益をあげるのが目標という構造に納得ができず今の働き方選ばれ、俺にはメインストリームの仕事は無理なんですよ、というセリフがとっても共感できました。

わたしも、20代~30代すぎまで大勢に受け入れられる数量が出る商品、とにかく売れるものを売って、利益をあげてなんぼ、というところで会社勤めを7年ほどしましたが、仕事を覚えた2,3年目から日々、会社で働くというスタイルに少しずつ違和感をもっていったものです。特に、東日本大震災の時に復興需要で会社の売り上げが伸びその時の浮いている社内の雰囲気が怖かったのを思い出します。

(ですが、その時を除いてのわたしの違和感…というのは、社会的な構造に対してよりも、もっと主婦的なもので、こんなお天気のいい日に事務所、室内にいなければいけないのが人生の無駄のような気がする!!!!家に帰って布団をおもいっきり干したい!天気・陽気に合わせてやりたいことをやれないのはおかしくないか!!!というものだったのですが(笑)。

「ニット帽兄さん」が扱われているモリンガ茶を飲んでいるのですが、香ばしさと、スッキリ感、また緑茶のように身体が冷えないので気に入って飲んでます。

そして今回、オイルを買ってくださったル・マルシェに常連のお客さんから、その「ニット帽兄さん」が扱う「柚子胡椒」が超おいしいという情報を入手。さっそく試食させてもらうと、ビックリするほどユズの風味が立ち上がってくる今まで食べたことのない美味しさ!で、即買い。(ここのマルシェの良いところは、お客さまとの会話でいろいろ勉強できることでもあります!)食べだしたら止まらない赤柚子こしょう

その名もつちの塾「赤柚子こしょう」。

初めて食べた時のコメントは「なに、これ生!!」というもの。ほんとに柚子を絞った時のあのフレッシュな香りが立っている柚子こしょうです。今までの柚子こしょうの概念を覆す逸品、フルーティーな柑橘の香りとトロっとした舌ざわりがスプーンですくって頂きたくなる感じです。教えてくださったお客さんはあれを湯豆腐につけて食べると絶品です、とのことでしたが、わたしはこれでペペロンチーノをしてみたい!と思いましたね。。。

(家に帰って蓋を開けるとあまりのおいしさに、スプーン2杯ぐらいを食べてしまい、翌日、お腹が痛くなるという、オチ付きですが…)

つちの塾というのは初耳だったのですが京都府南部の山城地方で、畑や田舎ぐらしに興味のある方に農作部の作り方を教えてくれたり、遊休地の活用を考え活動しているNPO法人のようです。

ここのマルシェのいいところは、出店者さんが出す製品がほんとにおいしい。また食品以外でも良いものが多いので、客足が少なめでもお店巡りと自分のお買い物で十分に楽しめるところですね。(売上だけを考えている方にはあり得ないでしょうが、お金は自分が心地よい範囲内で巡回させるものだと思います)

最後に、「ニット帽兄さん」のお店はこちらです。マルシェにお立ち寄りの際は、ぜひお話しされてください。AINA ORGANICSさん

まだまだ紹介したい素敵な出店者さんがいろいろいますので、順々にご紹介したいと思います。乞うご期待!!!!