約束なしで訪れたネクタロム事務所で、ほとんど海外出張中で不在のネクタロムオーナーのベルカメル氏と遭遇。初めて氏が事務机のPCに向かっている姿を拝見(ちょっとびっくり)、お忙しそうでしたが、笑顔で迎えてくれたので、ここぞ!とばかりにいろいろと疑問をぶつけました。
日本で気軽に帰るようになったアルガンオイル、しかも色々なメーカーから出回っていますが、日本で買うとアルガンオイルの匂いがしないことも多い…ほぼ無臭。それに引き替え、20年以上前からアルガンオイルを生産しているネクタロムのアルガンオイルは若干のナッツの香りがします。
なぜ、匂いのないアルガンオイルが出周っているのか?と聞くと、検査機関に提出する用のアルガンオイルのサンプルボトルを取り出し、「これがうちのアルガンオイルの香りだよ。」と嗅がせてくれました。たしかにちょっとアルガンオイルのナッツのような匂いがします、決して嫌な臭いではありません。そして、色はまさにゴールド、黄金色をしています。
この匂いが自然のアルガンオイルの匂いで、ベルカメル氏によると、無臭のアルガンオイルが存在するのは理由が2つ。
- 化学物質で匂いを取り除いている、そうすることにより良質なリノール酸などの肌に有効な成分も取り除かれる。
- 調理用のオイル(サンフラワーオイル)などが混入しており、アルガンオイルの割合が100%でない場合。
- 2つ目の質問。「コスメ用のアルガンオイルは飲用可能ですか?」と聞くと、「これはアメリカのUSDA(米国農務省有機認定)に提出したアルガンオイルだよ。」と小瓶をおもむろにとりだし、その黄金色のアルガンオイルをベルカメル氏自ら美味しそうに飲み込みます。
健康のために、小さじ2杯のアルガンオイルを毎朝飲むのを勧めるよ!とアドバイスもくれました。地元のベルベル人の女性たちは、かつては食用にローストしたアルガンオイルを顔に塗っていましたが、科学的には、顔、肌に利用するには”ローストしていないコスメ用のアルガンオイル”を使うべきである。しかし、コスメ用アルガンオイルを食べる分には全く問題がない!との力説でした。
食用のアルガンオイルは炒ってあるので、かなりのナッツ臭がします。これが食欲を増進させ、美味しいのですが、顔には塗らない方が安心です。顔にはコスメ用、食べるなら食用を!
さて、もう数年前の記事ですが、ELLEにネクタロムが特集されていました。その記事が本家ネクタロムのHPにアップしていましたので、ここで共有。トップ写真の左下「Source L’article ELLE」をクリックするとELLEのオリジナル記事に飛びます。この頃からベルカメル氏がまったく変わらず、逆に少し若返った?と思わせるのが、驚異的です。
さすが老舗コスメ会社の社長!
下記、ネクタロムの主要アイテムサイズ展開表です。
アルガンオイル(eco-cert)
- nectaromeモロッコ産有機アルガンオイル(Eco-Cert認証)50ml/100ml/1000ml
モロッコ産サボテンオイル(成分:サボテンオイル100%)
- nectaromeモロッコ産サボテンオイル 50ml/100ml/1000ml
フェイスケアオイル(隠れたnectaromeの名品)
- フェイスケアオイル(Revitalising) アルガン+ダマクスローズ 50ml/200ml
- フェイスケアオイル(Anti-Aging) アルガン+ネロリ 50ml/200ml
- フェイスケアオイル(ニキビに)アルガン+Santal wood 200mlのみ取り扱い
セラム(モロッコのスペシャリティオイル、アルガン、サボテン、ネロリ精油配合)
- セラム(Anti-Aging) サボテンオイル+ネロリ+アルガン 20ml/100ml